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会社が気づかず「払い過ぎた」お金を、
AIが見つけて取り戻す事業

見つかった分だけ報酬。見つからなければ0円。だから会社側はノーリスク。

ひと言でいうと——
「会社のムダな払い過ぎを、AIが全部チェックして取り戻す」事業です。

どんな事業?

3行でわかります。

会社が取引先に払うお金(=買掛金(仕入れなどで取引先に支払うお金))には、人間のミスで「払い過ぎ」がまぎれ込みます。

その払い過ぎを、AIが請求書を1枚残らずチェックして見つけ出します。

そして取引先に「これ払い過ぎなので返してください」と伝え、お金を取り戻す。取り戻せた分だけ報酬をいただきます。

「払い過ぎ」って、たとえば?

どれも“わざと”ではなく、ただのミス。でも気づかないと、こちらが損し続けます。

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二重払い

同じ請求を、うっかり2回払ってしまっていた。

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単価のズレ

契約では1個100円なのに、120円で請求され、そのまま払っていた。

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返金の取りこぼし

返品や値引きで戻ってくるはずのお金(=クレジット(取引先から返ってくる返金・値引き分))が、放置されたまま。

なぜ今まで、誰もやらなかった?

中くらいの会社でも、請求書は年に何万枚。それを人の目で1枚ずつ照合するのは、現実的に不可能でした。

プロが手作業でやると人件費が高すぎて、超大企業しか頼めないサービスだったのです。

ここでAIが変えた: AIなら何万枚でも数時間でチェックでき、費用がほぼ0になりました。だから普通の中くらいの会社でも初めて成り立つようになった——これが“今”始める理由です。
しかも日本にはまだ無い: この「払い過ぎを見つけて取り戻す」仕事(=リカバリーオーディット(払い過ぎ監査。海外には専門会社があるが、日本にはまだ存在しない))は海外では当たり前。日本語の請求書やFAX文化の壁で海外勢が入れず、日本は今まっさらです。

AIは、具体的に何をするの?

人の代わりに自動で働き続けるAI(=AIエージェント(指示しなくても自分で作業を進めるAIの“働き手”))が、この流れを自動で回します。

会計データを預かる

会社の支払い・請求のデータ(会計ソフトから出せるファイル)を受け取る。

AIが“全部”照合して、払い過ぎを発見

請求書・契約・納品の記録をAIが突き合わせ、二重払い・単価ズレ・返金漏れを洗い出す。

取り戻す

取引先に出す「返金してください」の文面をAIが作り、会社の名前で送ってもらってお金を回収する。

どうやって、お金にする?

取り戻せた金額の20%だけ。
見つからなければ、0円。

成功したぶんだけもらう仕組み(=成功報酬)。弁護士の「過払い金、取り戻します」と同じで、依頼する会社はノーリスクです。

本当の狙いは“その先”: 1年目は払い過ぎを取り戻して信頼を得る。2年目からは「毎月見張ってミスを未然に防ぐ」月額サービス(=サブスク(毎月定額で使い続けてもらうサービス。SaaSとも言う))に切り替え、安定した毎月の収入に育てます。
規模感: 中くらいの会社1社で、年に100万〜600万円もの払い過ぎが眠っていることも珍しくありません。

お金の話、くわしく(ぜんぶ実数)

忖度なし・盛っていません。AIが実在データで裏取りし、辛口に2回ツッコミを入れて削った“正直な数字”です。

はじめに正直に: 「月の手取り500万円」みたいな夢の数字はです。でも——①着手金ゼロ=お金が薄くても潰れない、②2年目には会社員の年収(月手取り40〜55万円)を超える射程、この2つは削っても残りました。勝負を分けるのは金額より「最初の3社の実績を作れるか」です。
30〜35万円
1社あたり取り分(初年度)
検出0.10%×実収60〜80%×報酬20%。モデルの『現実75万』は楽観で不採用、実収ヘアカット込みの確定値
約−1万円
1社初年度粗利(労働正価込)
取り分32万−API12.5万−実働68h(20.4万)。初回監査は単体で儲からないのが正直な姿。錯覚利益を排除した数字
68時間/社
オーナー実働
納品系48h(契約・データ接続・顧客検証含む)+営業20h。モデルの25hは過少、自走80%は検出ロジックの話
年10〜15万円/社
API原価
明細精度確保にはOCR汎用一択(年4.4万)では不足、専用とのブレンドが現実
7〜10社 / 25〜35社
累計成約(12/24ヶ月)
両検証でモデルの12/24社・39/78社を約半減補正。立ち上がりは6ヶ月後ろ倒し
年16〜24社
ソロ人時上限
1社68h・月稼働80〜100hの天井。78社はサーバー以前に1人の手で破綻。月3社超は2年目採用が前提
230〜430万円
初期投資(回収前)
開発労働150〜300万+信頼インフラPマーク等80〜130万。後者は売上前の必須投資
20〜35%
2年目SaaS転換率
モデルの67〜100%は空想。前年監査後は回収余地縮小でチャーン高め。利益の本物化はここに依存
40〜55万円(天井200〜260万)
2年目オーナー月手取り
会社員年収超えは射程内で支持。モデルの月523万は幻、件数半減で到達せず

① 1社あたり、いくら?

中くらいの会社(年商30億・仕入れなどの支払い22〜25億円)なら、払い過ぎは支払い全体の約0.1%=225〜255万円ほど見つかる計算。ただし全額は取り戻せません(相手が応じない・社内で処理済みなどを引くと、実際に回収できるのは6〜8割=135〜200万円)。その20%が報酬=1社あたり30〜35万円(1年目)。

正直なところ:ここからAI利用料(年10〜15万円)と自分の作業(1社68時間≒20万円分)を引くと、初回の監査は単体ではほぼトントン〜わずかに赤字。儲けが本物になるのは、2年目の月額の見張りサービス(=毎月定額で払い過ぎを未然に防ぐサブスク。月5〜10万円・利益率95%超)です。

② 月に何件・年に何社?

最初の0〜6ヶ月は成約0社(システム開発と信頼づくりの仕込み期。売上ゼロを覚悟)。7〜12ヶ月で月0.5〜1社、1年で累計7〜10社。2年目は月2〜3社まで増え、2年で累計25〜35社

ただし1人でこなせるのは年16〜24社が限界(1社に68時間かかるため)。それ以上やるなら2年目に1人雇う前提です。

③ 集客と顧客獲得

1社を取るのにかかるコスト(=CAC(顧客獲得コスト。1人のお客を得るのにかかる費用))は、紹介経由なら9〜11万円、SNS経由なら約2.4万円と安い(日本のB2B平均13万円より良い)。問題はコストではなく“件数が出ない”こと。3つの入口:

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紹介(主役)

会計事務所・税理士に紹介してもらう。ただし実績ゼロだと紹介してもらえない(紹介先に迷惑が及ぶのを士業は嫌う)。効き始めるのは最初の3社の実績ができた6〜9ヶ月目以降

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無料診断ツール(入口)

支払いデータを入れると払い過ぎ見込み額が出る。ただし「機密データを無名ツールに入れる」抵抗が強く、初年度は月15〜40件が上限。

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直接の営業メール(補助)

返信率1.5〜3%。1社獲るのに40万円超かかり非効率なので、あくまで補助。

④ システム開発

作るもの=請求書の読み取り → 契約や納品との突き合わせ → 払い過ぎ検出 → 「返してください」の文面づくり。まず2〜4週間で最小版(=必要最低限だけ動く試作。MVPと呼ぶ)を作り、その後3〜6ヶ月で本格版(会計ソフト連携・精度向上・セキュリティ)。AIエンジニア本人+10体のAIで開発。

お金:外注の現金支出は10〜20万円だが、本当の投資は自分の開発の手間(3〜6ヶ月・150〜300万円相当)。月々の維持費はサーバー+AI利用料で月3〜4万円から。

⑤ SNS戦略

主役はX(旧Twitter/経理・経営層向け)。週4〜5本+月1本の長文記事。内容は「払い過ぎの実例」「匿名の診断結果」。1年でフォロワー2,000〜3,000・月の表示5〜10万回が目標。

役割は“バズらせる”ことではなく、「調べたらちゃんと発信が出てくる=信用できそう」と思わせること。ここ単体では客は取れませんが、紹介や診断の信頼を裏で支えます。

⑥ 信頼づくり(ここが一番大事)

会社のお金のデータは超センシティブ。だから売上が立つ“前”に信頼の土台を作り切る必要があります。これがモデルで一番見落とされがちな点です。

① 認証マークを先に取る: Pマーク(プライバシーマーク。個人情報を適切に扱う会社の公式認定)の取得(80〜130万円)。中堅企業の約8割は「取引の前に」セキュリティ認証を要求します。
② 契約と技術で守る: NDA(秘密保持契約。預かった情報を外に漏らさない約束)を診断の前に必ず締結/データは監査後に削除/外部のAIには匿名化したデータだけ渡す設計。
③ 看板を借りる: 会計事務所のお墨付き+最初の3社の成功事例を信用の証として見せる(通電は6〜9ヶ月目以降)。

⑦ 12〜24ヶ月の収支イメージ

1年目は“投資の年”(実質マイナス300〜400万円)
2年目に月の手取り40〜55万円が射程

1年目:売上240〜330万円でも、経費と自分の人件費を入れると利益ほぼゼロ。初期投資(230〜430万円)を引くと実質赤字。
2年目:売上540〜1,100万円。自分の限界で回せば月の手取り40〜55万円(=会社員の年収超え)。件数が伸びても天井は月200〜260万円

⑧ 正直な注意(盛っていません)

⚠️ 初回監査は労働を正価で入れると粗利ほぼゼロ〜小幅赤字。1社あたりの旨味は無く、利益が本物になるのは2年目のSaaS転換だけ。そのSaaS転換率も20〜35%が現実で、67〜100%を前提にした収益は3分の1以下に縮む。
⚠️ 信頼インフラ(最低Pマーク+匿名化アーキ+士業お墨付き)は『売上後の段階取得』ではなく『売上前の必須投資80〜130万+取得3〜6ヶ月』。中堅の78%は取引前に認証を要求し、これなしでは診断投入も紹介も商談も成立しない。順序を逆にしているのがモデル最大の盲点。
⚠️ 成否は金額でなく件数、件数は『最初の3社の実績』に丸ごと依存する。だが士業はnegligent referralリスクで実績ゼロのソロを紹介せず、診断は機密データ投入の摩擦で月15〜40件が上限、商談は中堅の決裁5〜6人・半年〜1年サイクル。3つの信頼ゲートが最上段に直列し、成果報酬20%の価格優位やAPI原価の安さでは一切緩和されない。
⚠️ 真のボトルネックはサーバーでなくオーナー1人の時間(年16〜24社が天井)。月3社超を継続するには2年目に営業or監査オペ1人採用(年300〜600万)が必須で、これを2年目P/Lに入れると営業利益はさらに圧縮される。
⚠️ モデルの『現実シナリオ=2年目月手取り523万』は再現性のない上振れの幻。保守シナリオ(月手取り40〜55万)が基準線、上振れても月200〜260万が堅い天井。ただし着手金ゼロで運転資金が薄くても潰れない構造は正しく、事業として死にはしない。

マネされにくい“強み”は?

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やるほどAIが賢くなる

見つけた払い過ぎの事例が貯まるほど、検出の精度が上がる。後から来た人は同じ量のデータが無くて追いつけない。

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日本語と商習慣の壁

日本の請求書・FAX・会計ソフトの事情は、海外の強い会社が入ってこられない“守りの壁”になる。

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会計事務所と組む

会社のお金を扱う専門家(会計事務所など)に紹介してもらうことで、信頼をゼロから作らずに済む。

正直な“弱点・リスク”

うまい話だけでは終わりません。ここを乗り越えられるかが勝負です。

一番の壁は「信頼」: 会社のお金のデータは超センシティブ。無名の個人にいきなり預けてもらうのは難しい。だから会計事務所や経理代行会社(=経理BPO(他社の経理業務を請け負う会社))の紹介が命綱になります。
「代わりに交渉」はできない: 弁護士でない人が、報酬をもらって代理で交渉するのは法律違反(=非弁行為(弁護士法72条。弁護士以外が代理交渉などをすると違法))。なので「見つけて、書類を用意する」までに留め、もめる案件は提携弁護士に任せます。

ことばの説明(用語集)

本文に出てきた専門用語をまとめました。

買掛金(かいかけきん)
仕入れなどで、取引先に後から支払うお金のこと。「会社が払う側のお金」。
払い過ぎ/過払い
本来より多く払ってしまったお金。二重払い・単価ミス・返金漏れなどで発生する。
クレジット(返金)
返品・値引き・リベートなどで、取引先から戻ってくるはずのお金。請求と相殺し忘れて放置されがち。
成功報酬
成果が出たぶんだけ報酬をもらう料金のしくみ。見つからなければ0円なので、依頼側はリスクが無い。弁護士の過払い金請求と同じ。
AIエージェント
指示を待つだけでなく、自分で判断して作業を進め続けるAIの“働き手”。今回は複数を並べて自動で監査を回す。
サブスク/SaaS(サース)
毎月定額でずっと使ってもらうサービスの形。ソフトをネット越しに提供するものをSaaSと呼ぶ。安定収入になる。
リカバリーオーディット
「払い過ぎを見つけて取り戻す監査」。海外には専門会社があるが、日本にはこのカテゴリ自体がまだ無い。
電帳法・インボイス制度
2023〜2024年の法改正。これでほぼ全企業の請求・支払いデータがデジタルで残るようになった=AIでチェックできる“材料”が初めて揃った。
経理BPO
他社の経理業務を代わりに請け負う会社。すでに多くの会社の支払いデータに触れているため、紹介ルートとして強い。
非弁行為(ひべんこうい)
弁護士法72条。弁護士でない人が報酬目的で代理交渉などをすると違法。だから本事業は「検出と書類作成」までに限定する。
CAC(顧客獲得コスト)
お客さんを1社獲得するのにかかる費用。紹介なら9〜11万円、SNS経由なら約2.4万円。安いほど良い。
Pマーク(プライバシーマーク)
個人情報を適切に扱う会社だと第三者が認定する公式マーク。取引前にこれを求める中堅企業が多く、信頼の土台になる。
NDA(秘密保持契約)
預かった情報を外に漏らさない・目的外に使わないと約束する契約。データを預かる前に必ず結ぶ。
MVP(最小版)
必要最低限の機能だけで動く試作品。まず小さく作って試し、その後きちんと作り込む。

「会社が知らずに払い過ぎているお金を、
AIで全部見つけて取り戻す」。
それが、この事業です。